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リハビリ通信 No.307 研修会参加報告(第121回近畿手外科研究会)

2019年11月19日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

11月2日(土)に近畿手外科研究会に参加してきました。この研究会は肘関節・手関節・手指の領域で、診断や治療方針に困った症例を各病院が持ち寄り、実際に患者様に研究会会場に出席していただき、症例検討を全員参加型で行うという特徴を持つ研修会です。

私は本研究会に初めて参加させていただき、評価の重要性、検査から病態を推察していく手順等、多くの事を学ばせていただきました。その中でも特に印象的だったのが、病態を推察する上で検査や評価を行っていく上で、「徹底的にnegativeなデータを排除する」ということが本研究会で強調されていました。当たり前の話なのかもしれませんが、一つの所見があれば、その所見にどうしても目が行ってしまい、negative date、つまり、否定できる項目がまだ残っているのにも関わらず、治療を進めてしまいがちです。否定できる項目は徹底的に排除し、本質となる所見のみにする作業を決して怠ってはいけないということを改めて考えさせられました。

本研究会で勉強させていただいた事をもとに運動療法を実施していこうと思います。

リハビリテーション科 小野正博