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リハビリ通信 No.301 大腿筋膜張筋について

2019年08月15日

当院では、ミーティングの際にスタッフ全員で簡単なストレッチを行っています。そこで今回は、大腿筋膜張筋という筋肉のストレッチについてご紹介させていただきます。

大腿筋膜張筋とは(図1)にある上前腸骨棘という骨盤外側部に位置する骨の突起部から始まり、下行していく際に途中で「腸脛靱帯」という組織を介し、膝関節を越えて下腿の前外側部に位置するGerdy結節というところまで走行しています。したがって、股関節と膝関節をまたぐように走行しているため、この筋肉の伸張性が低下してしまうと股関節と膝関節の両方に影響を及ぼしてしまうこととなります。

例えば、この大腿筋膜張筋が拘縮(固まっている状態)してしまうと、(図2)にあるように股関節の内転(脚が内側に入る動き)が制限されてしまうため、歩行時に必要な股関節の内転が制限され、その結果として腰椎に負担がかかる、正常から逸脱したような歩き方(跛行)などが出現してきます。そのため、この筋肉を右図のようにしっかりストレッチし、柔軟性を維持することが非常に重要となってきます。

リハビリテーション科 小野正博