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リハビリ通信 No.287 痛みの評価について

2019年02月21日

整形外科を受診される患者さんは、「痛み」で苦しんでおられる方がほとんどであり、「痛みを何とかしたい、痛みを取りたい。」という思いで受診されます。そのため、理学療法を実施する際、「痛みの評価」が非常に重要となってきます。

まず、痛みを2つに分けて考えます。

1つは「指1本で示すことのできる痛み」であり、これをone point indicationと言います。このような限局した痛みがある場合、患者さんが「ここが痛いです。」と指1本で示してくれるので、主たる病態がその痛みの位置にあると判断します。

そしてもう1つは「手のひらサイズの痛み」であり、これをpalmar indicationと言います。患者さんに「どこが痛いですか?」と問いかけると、「この辺りが痛い。」と、少し広い範囲で痛みを訴えることがあります。そういった場合、主たる病態は痛みが出現している部位ではなく、他部位で認めることが多いです。

理学療法士はこのようにして「痛みの評価」を行うことで病態の推察をし、運動療法を実施しています。

リハビリテーション科 小野正博