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リハビリ通信 No.280 動的な姿勢戦略について

2018年12月14日

理想的な安静立位のアライメントでは前後、左右から見た場合5つの指標を通ります。しかし、動的な場面では必ずしもその指標上を重心線は通るわけではないためうまくバランスをとらなければなりません。今回はKlein-Vogelbach(クラインフォーゲルバッハ)が提唱したバランスをとる戦略を2つご紹介したいと思います。

1つ目は支持基底面内の重心の支点が変化しないよう、身体の重さを利用して釣り合いを取る戦略でカウンターウェイトと呼ばれます。例えば、おじぎをしたときに、頭部が前方へ移動した際、臀部が後方に動くようにヤジロベーのように重さを利用してバランスをとることをいいます。

2つ目は目的を実行する際に、移動する側と反対の拮抗する筋が働きバランスをとる戦略をカウンターアクティビティといいます。例えば、おじぎをしたときに前方へ重心が移動した際、背筋が働くことでバランスをとることをいいます。

これらはどちらかだけが働くということはなく体を安定させるためにバランスよく働きます。

理学療法士は動作を確認し、痛みや可動域制限によって上記のバランスが崩れた患者様に対し評価、治療を行います。

リハビリテーション科  堤 豊