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リハビリ通信 No.276 膝関節の動きと理学療法について

2018年11月05日

絵

疾患の無い正常な膝関節が最大伸展位にある時、大腿骨側から脛骨を見た場合、大腿骨は脛骨に対して内旋しています。逆に脛骨側から大腿骨を見た場合、脛骨は大腿骨に対して外旋しています。最大伸展位の膝関節が最大屈曲位(正座)に向かって屈曲を開始すると、脛骨は徐々に内旋しながら屈曲をして、内旋をした脛骨の内側後方が大腿骨に軟部組織を介して衝突、ロックされた状態が最大屈曲位で、正座という一つの運動動作に繋がります。

人工膝関節(TKA)の場合は生体の機能とは違い、最大伸展位の膝関節が脛骨側から大腿骨を見た場合、内旋しており、屈曲とともに外旋方向へ回旋するなど実際の健常人の膝関節の正常運動軌跡とは違う異常運動軌跡を辿る様です。理学療法では人工膝関節(TKA)の患者さんを治療する時に健常人とは違う動きを考慮しながら人工膝関節の患者さんの治療を行なっています。

リハビリテーション室長 見田忠幸