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リハビリ通信 No.275 突き指について

2018年10月17日

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手指におけるスポーツ外傷の中で、比較的発症頻度の高いものとして「突き指」があります。その受傷機転としては、指先にボールが当たったり、人と接触した際に指先で突いてしまうことで受傷します。一般的に「突き指は軽い(軽症)もの」と捉えられがちですが、加わった外力の大きさや方向によっては手指の関節構成体である各軟部組織が損傷されたり、または骨折を合併していることもよくあります。そのため、「置いておけば治る」、「しばらく様子をみよう」と思うのではなく、整形外科を受診することをお勧めします。

当院にも「突き指したけど、そのまま置いておいたら治ると思ってた。けど、いつまで置いてても良くならない。」と言って受診される方がたくさんおられます。このような場合、受傷から長い時間が経過しているために、拘縮や癒着が完成しつつあります。そのため、運動療法を行っても可動域を獲得するために長い時間を要しますし、予後が悪くなってしまいます。たかが「突き指」かもしれませんが、されど「突き指」です。受傷した際は「軽いもの」と考えるのではなく、整形外科を受診しましょう。

リハビリテーション科 小野正博