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リハビリ通信 No.267 高齢者骨折と小児骨折について

2018年08月12日

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高齢者の骨折は骨強度の低下による脆弱性の骨折が多く、それらに加え筋力低下、バランス低下が要因となり転倒して骨折に至ります。よく見られる骨折部位は大腿骨頚部骨折 上腕骨近位端骨折、橈骨遠位端骨折、椎体圧迫骨折です。高齢者の骨は硬く、骨折はガラスが割れる様にわずかな力を加え一部が破損すれば、ポキンと骨が破損し骨折します。

逆に小児は骨に弾力があり、骨膜が厚く柔らかい為、ポキンと折れることはなく竹を折る様に連続性を保ちながら骨折に至ります。小児骨折で多い骨折部位は前腕・肘関節周囲です。上肢だけで約半数以上が見られ、続いて鎖骨骨折、下腿骨折です。小児骨折の場合、高齢者よりも骨癒合が早く完治期間も短いと言われていますが、骨端線の骨折での成長障害、骨幹部での骨折による過成長障害により後遺症を誘発しない様に注意が必要です。

リハビリテーション室長 見田忠幸