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リハビリ通信 No.266 肘関節について

2018年07月29日

図

肘関節は(図1)にもあるように腕橈関節、腕尺関節、そして近位の橈尺関節の3つの関節で構成され、屈曲・伸展、前腕の回内・回外といった多方向の運動が可能な関節です。その構造上、他関節の代償動作が入りやすいというのも特徴的です。

例えばテニス肘などでよく痛みが出る肘関節外側部の筋をストレッチする際、肘関節伸展位、前腕回内位を開始肢位とし、そこから手関節を他動的に掌屈させて伸張します。しかし(図2)のように肘関節の正面が上方を向いていない、つまり、肩関節内旋の代償動作が入ることにより前腕回内位とならないことがよくあります。(このような代償動作が入ると筋の伸張操作にロスが出てしまうため、効果が半減してしまいます。)狙うべき筋をしっかりと伸張するのであれば肘関節の正面(肘窩)を天井に向けたまま、前腕回内位とし、その肢位からストレッチすることが重要となります。

リハビリテーション科 小野正博