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リハビリ通信 No.239 関連痛について

2017年08月13日

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関連痛とは、患部ではないところに生じる痛みのことであり、日常診療の中では、肩関節周囲炎における運動時痛や夜間痛などがこれにあたるのではないかと考えています。肩関節周囲炎では、患部は肩関節であるにも関わらず、上腕の近位外側部や肘関節の外側部などで痛みが生じます。そのため、「肩だけじゃなく、他の所も痛くなってきた。」という訴えをよく耳にします。そのため、痛みが生じる部位(ここでは上腕近位外側部や肘関節外側部など)を圧迫してみて、「圧痛」があるかどうかを確認することが重要になります。もしそこで圧痛があるのであれば、圧迫した部位に何か悪いものがあるのではないかと言えるのですが、ほとんどの場合、痛みが生じている部位での圧痛は認めません。そのため、疼痛を引き起こしている組織は痛みが生じている組織とは別であるということがわかります。

当院の理学療法では、このような確認作業(評価)を行い、原因組織が何であるのかを鑑別しながら運動療法を行っています。

リハビリテーション科 小野正博