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リハビリ通信 No.230 片脚立位について

2017年03月24日

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近年、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)が注目されるようになり、それを予防するための運動の一つに片脚立位があります。これは、バランスを取る上で重要な動作であり、歩行はこの片脚立位の繰り返しでもあるためにロコモティブシンドロームを予防する運動(ロコトレ)の一つとなっています。

片脚立位では支持脚と骨盤を結ぶ筋肉(主に中殿筋しっかり働くことで骨盤が水平化され、安定した片脚立位が可能となります。そのため、この中殿筋の筋力低下が生じると骨盤水平位を保つことができずにバランスを崩してしまうため、同筋の筋力トレーニングとして片脚立位が行われます。

そしてここで少し考えたいのが、トレーニングをする際の姿勢です。片脚立位を行う際、骨盤の肢位によって作用する筋肉が変化します。骨盤前傾位では中殿筋の後方の線維が作用し、骨盤後傾位では中殿筋の前方線維や大腿筋膜張筋といった筋肉が作用します。そのため、骨盤の肢位によって作用する筋肉が変化するため、我々理学療法士は、姿勢を変化させながらの片脚立位にて筋力低下を起こしている筋肉を見つけ、選択的に筋力トレーニングを行うといった運動療法を行っています。

リハビリテーション科 小野正博