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リハビリ通信 No.228 肩関節周囲炎について

2017年02月19日

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「肩関節周囲炎」とは、中年以降(特に50歳代に多い)に発生する肩関節の痛みと運動制限を伴う病気の総称であると定義されています。骨には異常を認めず、骨以外の軟部組織における炎症・拘縮が主な病態です。

当院でもこの肩関節周囲炎の患者さんは多く、運動療法を受けておられる方もたくさんいます。その中で「四十肩とか五十肩じゃないの?」と質問されることがあります。

「四十肩」、「五十肩」は肩関節周囲炎の状態を示す上でよく使用されている言葉ですが、それらは病名ではなく俗名であり、40歳代に発症したから四十肩、50歳代に発症したから五十肩というわけではありません。今よりも平均寿命が短かった時代、50歳代になると肩が痛くなる、動きにくくなることが多かったために「五十肩」という言葉が生まれたという説もあります。どちらにしてもこの「肩関節周囲炎」という状態を説明する際、しっかり伝わるよう、わかりやすく説明するように努めたいと思います。

リハビリテーション科 小野正博