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リハビリ通信 No.222 足のアーチについて

2016年11月20日

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足部には「内側縦アーチ」、「外側縦アーチ」、「横アーチ」という3つのアーチがあります。人が歩行や立位保持といった地面に足を付く動作では荷重分散を行う必要があり、ここでこの足部の立体的なドーム構造(アーチ構造)が重要となってきます(上図)。また、この足部アーチが崩れると、足部だけではなく隣接する関節である膝関節、股関節、または腰椎などにも影響してくると言われています。

これらの各アーチが崩れることにより各骨の偏位、荷重分散機能の低下、圧集中などが起こり、様々な機能障害・症状が出現するため、アーチを保持する機能を持つ筋(前脛骨筋、後脛骨筋、長腓骨筋、短母趾屈筋、母趾内転筋、母趾外転筋など)の筋力が非常に重要となってきます。しかし、アーチが崩れる、つまり骨が偏位してしまうと各筋の走行も変化してしまうためにアーチを保持する筋力を発揮できなくなってしまっているケースもあります。そういった場合、治療は足底挿板(インソール)を用い、崩れてしまったアーチを保持することを行います。

当院でも足部アーチが崩れてしまい、各関節に症状が出現している方もおられます。我々理学療法士は、足部アーチの状態を詳細に評価し、どこから痛みが生じているのかを考察しながら運動療法を行っています。

 

※外側アーチ=外側縦アーチ

内側アーチ=内側縦アーチ

前側アーチ=横アーチ

 

リハビリテーション科 小野正博