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リハビリ通信 No.208 起立性低血圧症について

2016年07月29日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

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起立性低血圧とは、立ち上がりや起き上がりの際に血圧が過度に低下し、めまいやふらつき、視野のかすみなどの症状が出現する病気のことを言います。

原因として様々な病気や投薬、加齢により血圧を調整する機能が低下します。立ち上がりや起き上がりをすると重力により下肢に血液が溜まります。その結果、心臓に戻る血液と心臓から送り出す血液が減少することで血圧が低下します。

起立性低血圧を最小限に抑えるためには、立ち上がりや起き上がりなどの体動時はなるべくゆっくりと行うこと、下肢の血液を貯留させにくくするために弾性ストッキングを使用するなどが挙げられます。

リハビリテーション科 服部 司