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リハビリ通信 No.200 病院救急車搬送について

2016年05月20日

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入院患者を別の医療機関などに搬送するために、病院が所有している救急車(病院救急車)を自宅で療養している緊急性の低い高齢者に対し、搬送する取り組みが東京で始まっています。地域の医師会が運用する仕組みで、かかりつけ医が救急車の出動を要請します。無論、所有している病院以外の医療機関にも搬送するのが特徴で消防署の救急車負担減につながると言われています。

病院救急車の出動では緊急性の低い患者を対象として2014年12月~2015年12月までの一年間で63件の出動がありました。費用は国の地域医療再生基金を利用し、搬送料の負担はありませんでした。

消防署に配備されている救急車の出動件数は10年前に比べ20%も増加しており、とくに高齢者の出動要請が増加しています。その他にタクシー代わりに安易な救急車の出動要請も増加しています。こうした状況が重篤患者の搬送に支障を及ぼすと問題になっています。二つの問題に対し一つ目の問題である安易な救急車の出動要請では搬送料金を請求する事と二つ目の高齢者の増加については高齢者が消防署の救急車を可能なかぎり呼ばないようなシステム作りが必要であり、病院救急車を活用するのも一手段であると考えられます。

リハビリテーション室長 見田忠幸