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リハビリ通信 No.199 投球動作のphaseについて

2016年05月13日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

図

投球動作のphaseには、多くの分類が用いられており、分類により何相かに分けることができます。例えば下記の図のように①~③:ワインドアップ期、③~④:早期コッキング(アーリーコッキング)期、⑤~⑥:後期コッキング(レイトコッキング)期、⑥~⑦:アクセレレーション(加速)期、⑧~⑨:フォロースルー期の5つに分けることができます。

各phaseでの投球動作に問題があると特定の部位に負担がかかり疼痛が出現します。疼痛の出現する原因には様々あり、投球側の肘下がりや肩甲骨周囲筋の筋力低下、下肢・体幹の柔軟性低下などが挙げられます。

当院を受診する投球肩障害は、10代の患者様が多く、とくに少年野球をしている患者様は投球フォームの未完成や骨の未成熟、筋力不足、また練習過多などの原因により肩関節に疼痛が生じています。

理学療法では、上肢・下肢・体幹の可動性や筋力、投球動作のチェックを行い、問題点を抽出し治療を行っています。

リハビリテーション科 服部 司