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リハビリ通信 No.177 腰痛と股関節について

2015年12月03日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

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腰痛は多くの方が経験する症状の1つであり、腰およびその周辺での痛みを自覚し整形外科を受診する人も多いと思います。一言で「腰痛」といっても様々な疾患があり、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、椎間関節障害、筋筋膜性腰痛などなど、たくさんあります。これらの疾患の病態は様々であり腰痛を引き起こしている原因組織も様々ですが、この腰痛と「股関節」は密接な関係にあることが以前から注目されています。

股関節はその解剖学的位置関係から腰椎と隣接しており、互いに影響を受け合っている関係となります。つまり股関節は腰椎の「土台」であり、この股関節が安定しなければ腰椎への負荷が増大する、股関節で動きが出なければ腰椎に過剰な動きが要求されるということが予想されます。したがって股関節において良好な可動域を獲得することが重要であり、腰椎の安定性を獲得することと腰椎への負荷を減少させることが治療のポイントとなります。

当院の理学療法士は股関節・腰椎に関する詳細な評価を行い、治療を行っています。

リハビリテーション科 小野正博