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リハビリ通信 No.79 変形性股関節症の手術について

2013年07月23日

変形性股関節症の進行具合は、X線画像により前期・初期・進行期・末期の4つの病期に分類されます。前期では、ほとんど症状が認められませんが末期になると関節裂隙が消失し、疼痛が強く、可動域制限が著しくなり手術の適応となります。

変形性股関節症に対する手術として、人工股関節置換術(THA)があります。人工股関節置換術は、変形性股関節症の除痛に有効とされており、近年の目覚ましい改良や手術手技の向上により、術後に歩行時痛が残存する割合が極めて少なくなってきています。

しかし、人工股関節置換術後の合併症について知っておく必要があります。合併症には、術中の血管損傷や神経損傷による出血や神経麻痺、術後の脱臼などが挙げられます。これらは術中に細心の注意を払い、行っていくので必ず起こるわけではありません。

我々理学療法士は、X線画像で術後のアライメントの確認、また、術式や脱臼角度、治療方針などの情報を担当の医師から確認することは必須です。これらの情報をもとに評価を行い、治療プログラムを立て、治療を実施することが大切です。

リハビリテーション科 服部 司