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リハビリ通信 No.19 肩の動的安定化機能について

2012年03月29日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

肩関節は自由度が高い関節です。言い換えれば安定性が低いとも言えます。そのため肩関節は動的安定化と静的安定化の2つの機能で安定性を補っています。

動的安定化はローテーターカフ(回旋腱板)筋、大円筋等が上腕の挙上と同時に関節窩へ上腕骨頭を引き付ける様に作用し安定性を高めることです。また、上腕二頭筋長頭腱も上腕二頭筋が収縮すると緊張が高まり、同時に上腕骨頭を関節窩に押さえつける様に作用する。つまり、筋と腱が収縮・滑走しながら安定性を高めていることを動的安定化機能と呼んでいます。

リハビリテーション室長 見田忠幸