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リハビリ通信 No.13 肩関節軟部組織の拘縮について

2012年02月16日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

肩関節周囲炎など肩関節疾患の中でも関節拘縮による可動域制限は治療を行う上で重要な障害になります。

軟部組織の可動性による相対的抵抗を順に並べると関節包、筋(筋膜)、腱、皮膚の順になり関節包と筋(筋膜)で全体の90%位を占めています。つまり、関節包と筋(筋膜)が関節拘縮改善の治療ターゲットとなります。

とくに、肩関節はGH(肩甲上腕関節)の下方部にAIGHL(前下関節上腕靭帯)、PIGHL(後下関節上腕靭帯)とハンモック状に張っている腋窩関節包があり、その部位の癒着・短縮を改善することが肩関節の完治に結びつきます。

リハビリテーション室長 見田忠幸