シンスプリント

2012年01月10日(火) QAスポーツ整形1新着情報

運動選手がすねの内側を慢性的に痛がるときにはシンスプリントである可能性があります。

ジャンプを繰り返すスポーツや長時間走る競技の運動選手によく起こります。ふくらはぎの筋肉がすねの骨に付着する部分で筋膜や骨膜が炎症を起こすことが原因だと言われています。使いすぎ、疲労の蓄積が原因なので、練習内容や練習の強度、休息の取り方などの再考が必要です。

足の形が原因の場合や一部の筋肉の筋力不足の問題を抱えている選手もあり、そのような場合には適切な筋力トレーニングや足底挿板による装具療法なども有効です。


テニス肘

2011年12月11日(日) QAスポーツ整形1QA整形外科1新着情報

手を伸ばして物を持ち上げたときなどに肘の外側に痛みが走る場合は、テニス肘であることが多いです。

テニス肘は上腕骨外側上顆炎といい、手首や手の指を伸ばす筋肉の「すじ」(腱)が肘の外側上顆という骨の部分に付着しているのですが、その腱の変性や細かい断裂によって起こります。雑巾を絞ったり、掃き掃除をしたりすることで痛くなることが多く、中年女性に多く発症します。

テニス肘という名前がついていますが、テニスが原因とおっしゃる方はむしろ少ないような気がします。

治療はまず安静と日常生活での注意が必要です。物を持ち上げるときなどには、手のひらを上に向けて持ち上げるなどの工夫が大事です。テニス肘用バンドや湿布剤、注射の治療なども有効です。


スポーツ整形外科とは何ですか?

2011年08月15日(月) QAスポーツ整形

スポーツによる外傷・障害を受けた患者さんを整形外科的に診断、治療し、できるだけ早期に元のスポーツに復帰させることを目標にスポーツ選手のサポートをするスポーツ医学の一分野です。

整形外科では、骨折、靭帯損傷などのスポーツで多発する外傷を扱っており、一般整形外科知識とスポーツそのものに対する理解、スポーツ障害・外傷に対する専門的なノウハウを統合した分野がスポーツ整形外科であると考えられます。