先日、奈良医大昭和63年卒業生の同窓会が大阪駅ビルホテルグランヴィアの1室で開催され出席しました。われわれももう大学を卒業して22年を超え、久々の懐かしい顔が集まりました。今回は大学に勤務している3名が幹事をしてくれましたが、大学勤務の3名は准教授、講師、医局長などの要職に就いており上からと下からの板挟みでなかなか苦労も多いようです。あとは病院勤務医と開業医が半分ずつくらいでした。精神科に進んだ友人が私と同時期の来年2月に大阪で開業するということでした。 会には出席していませんでしたが、同級生のO君は現在広島大学の腫瘍外科教授をしており肺癌手術治療の第一人者であるということを聞きました。先日のテレビ放映でも世界のスーパードクター13の1人として紹介されていたそうです。ホームページで調べてみますと、目標は「超一流の向こう側」ということでまさに彼が日本のこの分野でリーダーとして活躍している状況が垣間見えました。しかしながら私が一番驚いたのは彼の友人から聞いた話です。O君は仕事をこなす為に朝の3時から仕事を始めているということです。大学の教授ですから、臨床、研究、教育と各方面でとてつもなく忙しいことでしょう。その中で超一流の仕事を追及している彼には、能力、才能を超えた情熱と使命感を感じます。これは私にはガーンと頭を殴られたような衝撃でした。 |