2020 年 2 月 のアーカイブ

リハビリ通信 No.313 「わかりやすい説明」を心がける

2020年02月19日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

病院では様々な治療が行われており、その治療に関して意義や方法、治療行為におけるリスク、メリットとデメリットなどといった事を私達医療従事者は患者様にしっかり説明しなければなりません。わかりやすく、丁寧で、患者様にご理解いただけるような説明が必要となってきます。

しかし、実際は使い慣れた専門用語を交えて説明してしまったり、説明したつもりでも相手に伝わっていないといったことがあります。そのため、当院では朝礼の際に主治医、看護師、理学療法士、受付スタッフ、リハスタッフの方々で、各自が説明方法に意識を向けることができるように、具体的な事例を少し交えながら知識の共有や丁寧な言葉の確認などを行っています。

当たり前のことではありますが、こういった事を日々確認していくことが重要であるため、院内スタッフで取り組んでいます。

リハビリテーション科 小野正博

「花粉症による目のかゆみ」

2020年02月16日(日) 院長ブログ

日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.527は「花粉症による目のかゆみ」で指導は東京女子医科大学眼科教授高村悦子先生です。

高村悦子先生によりますと花粉症による目のかゆみはアレルギー性結膜炎によるもので、花粉から目を守るためのセルフケアを紹介されています。

医療機関で点眼薬を処方してもらうことが推奨され、初期に治療開始すると症状の発現期間の短縮や症状の軽減化が見られることから、初期療法で早めの対策が望まれるということです。

これから、花粉症が気になるシーズンですね!

待ち時間のお知らせ(2月10日~2月15日)

2020年02月16日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」

2020年02月13日(木) 院長ブログ

梅田悟司著「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」を読みました。

梅田悟司氏は著明なコピーライターですが、4ヶ月半育児休暇を取得して「育休を4ヶ月取得して感じたこと」をTwitterに投稿して大反響となったそうです。

梅田悟司氏によりますと、本書で実現したいのが、名もなき家事の「見える化」だそうです。

「家事は無限にある。だからこそ、完璧はありえない。不完全でいいじゃないか!」by梅田悟司氏。確かにその通りなのでしょうね~。やってみると愕然とするのだと思います。

第33回奈良県スポーツ医・科学研究会、奈良トレーニングセミナー2020

2020年02月11日(火) 院長ブログ

本日、第33回奈良県スポーツ医・科学研究会、奈良トレーニングセミナー2020が開催されました。

特別講演Ⅰは「IMA(Integrated Movement Approach)に基づくコンディショニングトレーニング」で講師は株式会社R-body project 鈴木岳先生でした。

特別講演Ⅱは「2018 FIFA ワールドカップ・ロシア大会における疼痛治療戦略で、講師は順天堂大学保健医療学部理学療法学科教授池田浩先生でした。

鈴木岳先生はアスレチックトレーナーで一流アスリートだけでなく、一般の方にも日常のトレーニングの中で怪我の予防や健康な体づくりのためのアドバイスを行ったりトレーニングプランを作ったりと、人の体に関わる様々なサポートを行うという考えでR-body projectを展開しているそうです。コンディショニングとは自分の体調、つまりコンディションをよりよくするための行動で、メディカルコンディショニングとフィジカルコンディショニングからなるそうです。コンディショニングでは痛みの出ている部位だけに注目するのではなく、その原因を生じている部位に目を向けて、運動連鎖を意識する必要があるということでした。また立位で荷重のかかった状態で行う複合動作が重要であるということでした。鈴木岳先生の理論を詳細まで理解するにはとうてい時間が足りませんでしたが、多数出席されていた運動指導者の方々に、重要な示唆を与えて下さっていたと思いました。

池田浩先生は2大会連続のFIFAワールドカップにおけるサッカー日本代表チーム帯同ドクターの経験から、様々な状況で多様な選手のコンディショニングの困難さなどを紹介して下さいました。代表チームではコンディショニングの方法の一つとして血液検査によりクレアチニンキナーゼやコルチゾールなども測定しているということでしたが、一般的なチームや育成世代のチームでは朝の心拍数、体重測定、疲労度の自己評価(VASを用いる)などでも十分コンディションの目安になるということでした。

両先生とも豊富な経験から、大変意義深いご講演をして下さいました。本当にありがとうございました。