11月2日(土)に近畿手外科研究会に参加してきました。この研究会は肘関節・手関節・手指の領域で、診断や治療方針に困った症例を各病院が持ち寄り、実際に患者様に研究会会場に出席していただき、症例検討を全員参加型で行うという特徴を持つ研修会です。
私は本研究会に初めて参加させていただき、評価の重要性、検査から病態を推察していく手順等、多くの事を学ばせていただきました。その中でも特に印象的だったのが、病態を推察する上で検査や評価を行っていく上で、「徹底的にnegativeなデータを排除する」ということが本研究会で強調されていました。当たり前の話なのかもしれませんが、一つの所見があれば、その所見にどうしても目が行ってしまい、negative date、つまり、否定できる項目がまだ残っているのにも関わらず、治療を進めてしまいがちです。否定できる項目は徹底的に排除し、本質となる所見のみにする作業を決して怠ってはいけないということを改めて考えさせられました。
本研究会で勉強させていただいた事をもとに運動療法を実施していこうと思います。
リハビリテーション科 小野正博
昨日、国立感染症研究所はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
流行期に入るのは、例年より数週間から1ヶ月ほど早く、1999年以降で2009年に続いて2番目に早いそうです。
1シーズンの中で複数のタイプのウイルスが異なる時期に広がることが多く、インフルエンザに2回かかる可能性もあるそうです。
早めのワクチン接種、手洗いの徹底、マスクの着用などが重要ですね!
日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.524は「認知症かもしれないと思ったら~早期診断が重要~」で、指導は公益社団法人鳥取県医師会会長渡辺憲先生です。
記憶は若い頃に覚えた古い記憶(遠隔記憶)と最近覚えた新しい記憶(近時記憶)に分けられるそうです。高齢になると近時記憶が苦手になりますが、ヒントがあれば思い出せる場合は、健康な物忘れであり、大丈夫ということです。
認知症にはアルツハイマー型を始め、いくつかのタイプがあり、物忘れ以外の症状が先行する場合も多いようです。
やはり早期診断、早期治療が最も重要であるようですね!